20161124

引っ越し完了

雪が降った。初雪でいきなり12cmの積雪を記録した。
溜まったゴミを集積場に出しながら、引っ越しが今日でなくて良かったと心から思った。

引っ越し当日の21日は曇りの天候で、幸いにも比較的暖かな日だった。

引っ越しが決まってから当日までの日にちが少なかった事と、荷物が膨大な量に達していた事を考えて、引っ越し業者には、梱包から頼んでおいた。
なので引っ越しは前日の20日から、実質始まり、2日間掛けて行われた事になる。

引っ越し業者は4社見積もりに来てもらって、最も親身に考えて下さった引越し本舗に頼むことにした。大手ではないが、地元の業者である事もプラス要因だった。

思えば綱渡りの連続だった。引っ越しが決まってすぐ手配したのだが、Web関連の設備の撤去やBSアンテナの撤去が、最短で21日と言われた時には冷や汗が出た。21日には部屋を明け渡さねばならない約束になっていたからだ。
まさにギリギリで間に合った事になる。

それ故に、常に複数の業者が居合わせる形になり、てんやわんやの様相を帯びる事になった。


20日朝、やって来たのは引越し本舗の女性2名、男性1名の3人組。
さすがにプロだけあって、膨大な量の荷物を片端からどんどん梱包してゆく。その手際の良さは、目を見張らんばかりだった。

だがこの早さは落とし穴があった。後に梱包を解いた時、本とアイロンが同居していたり、棚とそれを留めるネジが別の箱にしまわれていたりとてんでばらばらで、余り丁寧な仕事ではなかった事が分かったりした。


21日の朝に、一番でやって来たのは引越し本舗の運び屋さん達だった。4名のチームで、中でも目立ったのが身長2mほどはあろうかと見受けられた巨大な男性だった。
引っ越し屋として生まれついたような風貌だった。

驚いた。彼らはあろう事か、軽くはない段ボール箱を2つ程抱え、階段を駆け降りるのである。私は何も持たなくても、階段で躓きそうで、怖くてならない。そこまでして急ぐ必要はどこにあるのだろうとも思うのだが、彼らは平気でその芸当を成し遂げる。

プロだと思わざるを得なかった。

だがしかし、そのプロ根性は(私にとって)プラスの方向ばかりに向かう訳ではなかった。

仕事が終わり、その確認を取る書類にサインした後、書庫部屋の収納スペースに丸々積み残されていた荷物が見付かったのだが、既に契約は終了したという理由で、ついに持っていってはくれなかった。仕方なく自分たちで運んだ。かなりの量と重量があった。


引越し本舗の仕事が一段落付いた頃、Web関連の設備の撤去が始まった。同時にBSアンテナの撤去。BSアンテナは屋上に案内せねばならず、Web撤去の方はターミナル以外にもうひとつレンタルの機材がある筈と言う。どうやらそれも新居の方に持って行ってしまったらしい。それを歩いて取りに行く羽目になった。


午後は新居に移動。Web敷設と電気工事関連。

BSがきれいに映った事は嬉しい誤算だった。1階なので厳しいと工事の方に言われていたからだ。

部屋には荷物が運び込まれ、あれ程広く感じられた空間も、狭く感じられた。


新居は、大まかにみて過ごし易い環境にある。ダイニングからキッチンまでが遠くなって、珈琲などを取りに行く時戸惑ったりするが、これも慣れだろう。

いろいろと擦った揉んだがあったが、取り敢えず、生活の場は新居に移った。何はともあれ新しい生活が始まったのだ。楽しもう。

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