20130323

海街diary大賞受賞!

一昨日辺りからなのだが、2月1日のエントリ「海街diary 1〜5巻」が騒がしくなっていた。

アクセスが急増していたのだ。

昨日は遂にATOKの予想変換キーワードに「海街diary」が加わった。これで流石に何事かが起きたな?と思ったのだ。
 検索して知った。

マンガ大賞2013に吉田秋生さんの『海街diary』が選ばれたようだ。

マンガ大賞2013に吉田秋生「海街diary」“光と闇の強い鎌倉という街を描きたい”

誰かに薦めたい!というコンセプトらしい。

私も大好きな作品であり、多くの人に読んで貰いたいので大変嬉しい。

吉田作品の編集を約20年に渡って担当してきた真島氏は、「第1話の声なき号泣のシーンを読んで、これはすごい作品だと正直震えました」と語っている。

そうなのだ。あのシーンは漫画でなければ表現出来ないであろう名シーンだと私も感じていた。

あのシーンに感動して、ここ迄読んできたと言っても過言ではない。


この記事のインタビューで作者の吉田秋生さんは、「先の展開はどこまで決め込んで描いてますか?」と言う問いかけに対し、

「その都度その都度、なんとなくという形です」

と答えていた。

意外だった。

吉田秋生のストーリー展開は見事だ。
その構成力は半端な文学を凌いでいる。

余程綿密に構想を練っているものと思っていた。

物語というものは生き物であると繰り返し言っている。作者が支配出来ない部分がどうしてもあるのだろう。

その都度なんとなくと言う態度は、生き物としての物語に忠実であると言う事なのかも知れない。

鎌倉を舞台とした物語はこれからも続いていくようだ。

もしかすると別の作品になって続いてゆくのかも知れない。

映画化の話もあると言う。

いろいろと楽しみだ。

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