20130117

Kindleがやって来た!

ぼさぼさの、と言うより逆立っている寝癖頭で玄関のドアを開けた。
昨日の夕方の事だ。

チャイムが鳴ったからだ。Amazonから、もう発送のメールは受け取っていた。2日経っている。遂にKindleが来たのか?!

玄関から周りを見回す。宅配便は来ていない。空耳だったか?とドアを閉めようとしたら蔭から声があった。

「こちらでしたか。」

男がやけに嬉しげな笑みを浮かべて立っていた。

私に用事があった訳ではない。女房殿が車を買おうとしている。その見積もりを持ってやって来たのだ。

しまった!この頭では支払い能力が無いと思われたのでは無いか?(いや、実際に私個人には新車の支払い能力は無いが…)

もう遅い。
女房殿からお小言を貰う事になるだろう。

用件を済ませてドアを閉めた。

部屋が寒い。ファンヒータの設定温度を上げよう。

と、またチャイムが鳴った。

来たのである。

Kindleである。

革製のカヴァーと充電器を付けた。

文庫本を一回り大きくした程度の大きさで、やや厚い本と同じくらいの重さ。予想していたより軽くなかった。残念だ。だが、既に私のアカウントでAmazonには登録されていた。

すぐにでもKindleストアで本を買えるのだ!

ぐ、と堪え、しかし堪えきれなくなった。

無料の高神覚昇著『般若心経講義』と1ドルのGene Sharp著『From Dictatorship to Democracy』(これも紙版を購入すれば1,000円以上するのだ)を購入し、読んだ。

辞書などはデフォルトで使えるようになっており、その参照はスムースに行える。書き込みも思いの外簡単に出来た。


iPadと微妙に使用感がダブる。軽さがさほどでもなかったので、そのダブり感が気になった。iPadはまた、iPhoneとのダブり感がある。いろいろと用途が重複する。

しかしKindleで読んだものはそのままiPadやiPhoneで開ける。そのままと言うのはKindleで読んだ続きをiPadで読んで行けると言う意味だ。ウィスパーシンクロという機能らしい。誤ってKindleを忘れてきても、持っているiPadなどからシームレスに読書を続ける事が出来るという訳だ。

革製のカヴァーはスイッチにもなっていて、閉じるとスリープ状態になる。もはやこの程度の便利さには驚かなくなった自分が怖い。本を開いて、読んだ場所までめくって探しという作業が全くなくなって、只Kindleを開けば続きを読んで行けるようになったと言うのに!


これに先立ってKindle使用説明本を購入しておいたのだが、カラーである上にサイズが小さすぎてKindleでは読めなかった。皮肉なものだ。

読書の為機械が必要となった事については微妙に複雑な感情を持つが、紙からの離陸はいつか必要な事だったのだろう。後はもう少し日本語の本がKindle版で出て欲しいところだ。色々含めて総額1万円ちょいの値段は手頃と言えるのでは無いだろうか?

本の増加にはこれで少しは歯止めが掛かるだろうか?

仕様なのか故障なのか微妙なところだが、下辺のライトが少し暗い。これが気になった。

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