20080315

腰痛もまた心地良し

毎日書こうと思っている。
……





どの口が言った言葉だろうか?
3月になって始めてのBlogを、中旬になって書いている。


『Die Leiden des jungen Werther』との死闘は続く。幾分速くなってきただろうか?それでも片時も辞書を手放す事は出来ず、少しでも休んだらまた元に戻るだろうということは容易に予想できる。

この語学の勉強もかなり利いていると信じているが、それ以上に、一時は日本語を書くこともしたくなかったやや厳しい鬱状態からわたしを救ってくれたのは自転車だ。2日前に届いた。

購入の動機は前向きなものではなく、維持費を払う事が困難になって自動車を手放す事を決心した事から始まった。かなりみじめな動機だと自分でも思う。
動機はみじめなものだったが、自転車の乗り心地は快適!
細い路地を見ると入って行きたくなるわたしには自動車より自転車の方が合っているのかも知れない。

だが、長い間殆ど引きこもり同然の暮らし方をしていたつけが来た。初日はさほど乗り回さず、家の近くで慣らし運転しただけだったのだが腰に来た。股関節、仙骨と脊椎の境目辺りが痛み、坐ったり立ったりする時はいつも悲鳴を上げる始末。
身体は正直に、徹底的になまっていた。

とは言え、心はいつも自転車に奪われた状態で、翌日も身体の痛みが引けていないうちから居ても立ってもいられず前日より長い距離を乗り回す。

痛みが変化している事に気が付いた。初日は関節痛であったものが、腰から背中に掛けての筋肉痛に変わっていた。その筋肉痛も(勿論不快だが)どこかに心地良さが感じられる。前日辿り着いた場所には「もう着いてしまったのか!」と驚く程、楽に辿り着いてしまった。また、だらだらと続く坂道の登りも遥かに楽に乗り続けることが出来た。

14日は雨、身体は自転車に乗りたがっていたが、それ程急を要する用事がある訳でもなく、久し振りに自転車に乗らずに過ごした。
腰の痛みはかなり引いてきた。だが、まだ張りがある。

今日(15日)薦められていた自転車の本が届く。岩波ジュニア新書だったので、簡単な記述だけだと思っていたが、なかなかどうして、びっしりと過不足なく様々な情報が丁寧に書かれていた。
腰痛が起こる条件は全て満たしていた。防止の為には、筋肉をあらかじめ鍛えてから自転車に乗ることを勧めている。
そこに辿り着くまで、おそれを感じるほどに必要な(だった?)事柄が網羅されている。…知りたかったメンテナンスの方法が簡単に書かれていない。そんな事は常識!ということなのだろうか?読み込むと、そこここに必要な情報は書かれているようだ。

かなり本格的に自転車に乗る人のために書かれている。『サイクルスポーツ攻略法』(五十嵐 高・著)という本だ。新刊本はもうないらしい。古書サイトで入手出来る。

恐ろしい世界に足を踏み込んでしまったようだ。
自転車の修理を自分で出来るか?そう聞かれたら、きっぱりとNo!と答えるしかない。困った。

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